全身真っ黒のコーデ、意外にいるよ 

いわゆるワントーンコーディネイト。

「ヲタっぽいファッション」として挙げられがちで、ヴィジュアル系も連想させる、全身真っ黒のファッション…。
苦手だったり、抵抗感が強い方もいるのではないでしょうか。

「全身黒」というと、ヲタっぽさやヤンキー感も頭に浮かびますが、街で人を観察していると、意外に見ることができます。
おしゃれな全身黒の人!

ワントーンコーデもひとつの流行で、その中でも、全身黒は流行していると思います。
昔から、モード好きの方にとっては黒は鉄板色ですしね!

同じ全身黒でも、どうしたらオシャレになるのか、どうしたらダサくなるのか?
全身黒コーデについて、考えてみました。

モッズコート

http://zozo.jp/shop/studious/goods/4201478/

★しっかりと着地点を確認すべし

なぜ全身黒がダメだと言われやすいって、全身黒でダメな人が目立ちすぎるからだと思います。
もしくは、一昔前の”カラス族”なんかのイメージもあったり。
一般的には、イメージがあまりよくありません。。
主に黒コーデのイメージを悪くしているのは、以下の3パターン。

 

1.オタクっぽい(もしくは理系っぽい)

オタクっぽい人に全身黒コーデが多い事実。
何故か毎日、全身黒くまとめている人ですよね、わかります。
私の通っていた大学にもいました。

2.ヴィジュアル系

ゴシック調のプリントがしてあるカットソーや、変な拘束具が付いたようなパンツ。
最近はホストっぽい人と、ヴィジュアル系っぽい人の境目が曖昧になってきました。
これはこれでひとつのジャンルなのですが、あまり”普通”とは言えません。

3.ギャル男系&チンピラ系。

黒のシャツに黒のパンツ、頭にはグラサン乗せ。
小脇に抱えるはセカンドバッグ、とんがった革靴orサンダル。
ブランドものベルト。差し色は金。怖っ!

 

…今風のおしゃれさんになりたいのならば、この3つから、少しでも離れようとしてください。
これらの匂いがするアイテムから、ササっと逃げましょう!

どうなりたいか(どうなりたくないか)をしっかり考え、アイテム選びをしなくてはいけません。
全身黒コーデは、アイテム選びが、とても重要だと思います。

ストリート系のカジュアルで行く!モード系で行く!
それとも、きれいめカジュアルで行く?

きちんと目標を設定し、絶対にぶれないこと。

危険を感じるなら、自信がないなら、事故りそうなアイテムを売っていそうな店で買わない。
メジャーなセレクトショップやブランドで、買おう。

★街の人のお手本を、見てみよう

まず、男性の全身黒コーデは、女性より難しいと思います。

女性は、男性以上に肌を露出して、軽さを出せます。
アクセサリーやヘアメイクで一捻りし、メリハリも付けられます。

男性の場合は、露出しすぎると気持ちも悪いし、アクセサリーも言うほど付けられません…

アイテムだと靴と帽子くらいしか、バランス取れる箇所が無いと思います。
あとは適度な露出と、少しの差し色。

ストリートスナップなどから見つけた、おしゃれ全身黒コーデを見て勉強しましょう!

 

ZH31012_C-1B_2.JPG
http://www.wegoblog.jp/data/original/0/24/1SoC7thEA3.JPG?1315658777

上の写真は、全身黒なのに、全身黒感を感じさせません。
カジュアルにまとめたコーデです、上手い!

シューズを派手な色合いにしてアクセントを付け、パンツを少しロールアップし、軽さを出しています。

ベージュ(カーキ)系で帽子、バッグ、ソックスとまとめています。
靴と喧嘩させない為でしょうね、これは良い見本です。

 

スクリーンショット 2013-06-24 18.03.03.png
http://www.mensfashion.jp/coordinate/harajyuku/003884.php

夏の若者の全身黒は、このパターンがいい。

黒ベースの半袖カットソーに適度に色柄を入れて、靴からコーディネイトに抜け感を出すパターン。
カットソーに落ち着いた色目の柄を入れると、程よく中和されて良いのですが、この方はまさに理想の分量だと思います。
白と赤で奇抜すぎず、いいバランス。
靴をヒョウ柄のVANSにして、あくまでシックに仕上げた。

まさに、全身黒おしゃれの若者の成功例。

 

スクリーンショット 2013-06-24 18.21.40.png
http://www.web-across.com/observe/cnsa9a000007mrhe.html

全身黒じゃない、とも思ってしまいますが、重ね着して一色挟むだけで、随分印象は変わる証拠。

首元、足、腕と肌の露出を多めにしてますね

カバンをショルダーにしてカジュアル感を強調し、露出から出るいやらしさを軽減。
(これがトートだったら、あやういと思いますが…)

白を挟めばモノトーンでシックになるし、写真のように明るい色を挟めばポップになります!
夏だし、合わせる色は、明るくて映える色がお勧め。

イケてる全身黒コーデの共通点

3コーディネイト持ってきましたが、やはり、最初に挙げた3つの系統から外れています。

成功者は、モード系だったり、どカジュアルです。
夏よりも、冬の方が全身黒コーデが実践しやすいかと思いますが、夏だって、言う程難しくはありません。
むしろ夏の方が露出も使えて、軽さを出しやすいかと思います。

まとめると、

・黒ベースの上品な柄シャツTを探す
・細身の黒パンツor黒のショートパンツを履く
・ちょいにぎやかな靴を履く
・今風の紐短め系のショルダーバッグを持つ

これで、もう完成だと思うのですよ。

パンツをブラックデニムにすると、黒とはいえ少し色味が変わるので全体が中和される感があり、コーデを組みやすくなるかもですね。
(カジュアルにはなりますが)

★意外に女性は、色を使わない方が好き

女性は、シンプルなファッションが好きなもの。
白のシャツにデニム、みたいなシンプルな人が好きなものです。

全身黒も、外さなければ、立派なシンプルスタイルなわけで、上手く扱えれば、決してダサイものなんかではありません。

黒のパーカーに、ブラックデニム、とか、黒のボーリングシャツに、黒のパンツとか…。
黒のライダースジャケットに黒のデニムなどなど。
他にも色々と、おしゃれな例は、結構あります。

ただ、全身黒コーディネイト、抵抗ある方が多いのもわかります。
学生なら髪型などでも遊べるから良いですが、大人はその辺りも限度があるし、年齢的な制約もあるので、色々と難しいのもわかります!

しかし、30代40代でも、やれないことは全くありません。

もし興味があれば、以上の注意点やポイントを踏まえて、ぜひぜひ、挑戦してみてください。
まずは、全身黒+1色から!
上手くまとまれば、おしゃれ上級者に見えがちなコーディネイトだと思います。

 

参考になれば、幸いです!