ヴィンテージ好きがハマる?新ブランド「HUMIS」

始まったばかりの、ブランド

2014SSより始まった、「HUMIS(ヒューミス)」というブランド。

立ち上がった当初、結構話題になりましたが、実際どんな服を作るのかわからなかったので取り上げなかったのですが…結構いいんじゃないの!と思ったところで、ご紹介してみます。

ヴィンテージ、アメリカ古着が好きな人は、合うかも?

 

兄弟ではじめました

ミスターハリウッドのショップマネージャーだった野原敬史さん(兄)と、Nicolas Andreas Taralis(ニコラ・アンドレア・タラリス)にてメインパタンナーを務めた弟の野原顕史さん(弟)のブランド。

兄弟で、アパレル関係のお仕事。しかもここまで上り詰めるとは凄いですね。
爆笑問題の田中さんのお兄さんとお姉さんを思い出しました…ちょっと違うけど。

 

お兄さんはミスターハリウッドに9年間もいて、自身もエヌハリのこととデザイナーの尾花さんのことを尊敬していると公言していますが、なんだか洋服の雰囲気も似ている気がします。

 

HUMIS_1

ブランドコンセプトは、「歴史、出来事、人物などにフォーカスをあてて感じるメッセージと洋服を重ね合わせて起きる化学反応。それらの反応を今日に伝えるNEWS(新しい創造)として具現化したものを発表する」だそう。

…なるほど。

洋服には、時代が反映されますからね。

一昔前の”アムラー””コギャル”とか見れば、あーあの時ね!援助交際とかオヤジ狩りとかAIDSで大騒ぎとかがあったねーって連想するし。”ボディコン”といえば、バブルでジュリアナ東京だったりとか。
…私の例えは趣が無さ過ぎですが、きっと、もっと深いテーマを掲げてくるでしょう。

 

デビューシーズンのテーマは、”NEW BLACK BACK P・P”。

「1970年代半ばに解散となったBLACK PANTHER党に敬意を表する人々が、反骨的なイメージの中にユーモアを持たせたブラックカルチャースタイルで自らの思想を表現する様を、[HUMIS]ならではの視点で再解釈したコレクション」(引用

…この時代には人種差別問題に絡んだ運動なんかがあったわけで、その時代の黒人さんたちのファッションを再解釈したってことのようです。どうやら。

デザイナーさんは元々アメリカ古着が大好きで、アメリカ古着を追い求める途中に、この人種差別問題や黒人さんの特徴的なファッション、”ブラックパンサー”という存在に触れ、大きな衝撃・影響を受けたようです。

 

 

肝心のお洋服を見てみましょう

 

ベースボールシャツです。
襟が無くて、これだけミニマルというかクリーンというか…なベースボールシャツ、初めてかも。
格好良いです、これ。ゆるめのシルエットのパンツと合わせたい。

 

 

私の大好きな、パジャマパンツ…!
色合いもシック、形もワイドシルエットすぎないので、ガチパジャマ感は消せます。
上のベースボールシャツと合わせているのも、多分コレです。

セット扱いの、ジャケット感覚で着られる上着もあります。
本来ならばセットアップで着たいところですが、ちょっと勇気が必要?

 

 

このジャケットが、デザイナーさんの一押しだとか。
この写真では見えないのですが、背面には今季のテーマが入ってます。
リバーシブルで着用可能。

細身のコーチジャケットって珍しい。
アイテム自体はすごくカジュアルなのに、すっきりときれいめに着られるという新しさがあるアウターです。

 

 

いやーきれいな色!そしてこのタイトめなシルエット。
よく見ると細いストライプで、同じ生地を使ったジャケットがあります。
色違いのベージュも夏らしくて素敵です。

これなら、セットアップでも着やすいのではないでしょうか。

 

やはり、どこかヴィンテージのような雰囲気を持っています。
色といい柄といい、既製品にはありそうでない感じ。

 

来季のアイテムも結構見られるのですが、クラシックなデザインが目を惹きます。

秋冬ですから、ガウン、チェスターコート、モッズコートなどのアウターもいくつか出してきました。パンツも、シルエットは細身からゆったりまで、色々とディテールに凝ったものを出しています。
全体的に、シュッとしていながらも古着の良い意味での愛しい野暮ったさみたいなものが感じられました。

春夏物が気になった方、ぜひ秋冬物もチェックしてみてください。

 

 


これ秋冬。セットアップが多そう。

 

…どうですか?エヌハリに似た雰囲気を感じませんかね?
エヌハリより、クセみたいなものはあるのかなーとは思います。

ヴィンテージ好きは、つい反応しちゃうようなアイテムがあると思います。

 

まだ始まったばかりのブランドですが、目標はコレクションで発表することだそうです。
シーズンごとに発表する型数もまだ少ないし、あーだこーだ言えないんですけど、ぜひ頑張って欲しいです。

 

参考になれば、幸いです!

 

 

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私的には、やはりパジャマシリーズが欲しい。
セットアップで着たいけど、チビなのでちょっと無理かなあ。
Sサイズで、片方だけなら、問題無く着られるとは思うのですが。

 

2 Comments

  1. ウッディ

    お久しぶりです!
    いつも楽しく拝見しています!
    ご紹介されているこのブランド、
    なんだかとても気になります笑
    あまりアメリカのビンテージ古着って好きでは無いのですが、なんだかここの服凄く繊細さを感じます。カジュアルっぽいのに、でも品を損ねてないというか・・・

    ここの服を見つけたら飛びつくのは間違いないです笑

    • chanboo

      お久しぶりです!

      このブランド、カジュアルさときちんとさのバランスも良くて、いいお店でうまく取り扱われれば、人気が出そうな気がします。
      おっしゃる通り、カジュアルなのに品が漂っていて、普通に見えるシャツなんかも格好良かったりして、私が男だったらとりあえず買いに走るなと思います 笑

      私もヴィンテージでも、アメリカはあんまり…なんですけどね 笑

      取り扱いが増えて、実際に見られる機会が増えるといいですねー

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