【小ネタ】楽天がメンズファッション誌をジャンル分け

その雑誌、なに系?

楽天市場のメンズファッションカテゴリーにて…
メンズファッション雑誌が、ファッションの系統ごとにカテゴライズされていました!

ファッションが多様化し、「●×系」なんていってジャンル分けするのが難しくなっているなか、楽天ファッションさんはやってくれました。参考にしようではありませんか!

雑誌を思い浮かべながら、ごらんください!

【ストリート系】【カジュアル系】

ストリートとカジュアル。ここの違いって、いまや難しいと思います。
ストリート系も今回のトレンド到来により様々なファッションとミックスされ、余計に他との線引きが難しくなったと思います。
楽天ファッションは、このように分けました。

【ストリート系ファッション誌】
smart(10代~20代)
SJ/ストリートジャック(10代~20代)
GRIND(20代~40代)
SENSE(20代~40代)

【カジュアル系ファッション誌】
samurai ELO(10代~20代)
CHOKI CHOKI(10代~20代)
OCEANS(20代~40代)
UOMO(20代~40代)

どうですか?
…なんとなく、分けた基準はわからんでもないです。
ただ、ELO本と毒モ本と一緒にされた、OCEANSとUOMOがなんか可哀想。

上はストリート、下はカジュアル。
「流行のアディダスを上手に着こなす」…だと…?

【ラグジュアリー系】【きれいめ系】

「きれいめ系」という雑誌のジャンル、初耳です。
ファッションの系統を示す時には使う言葉ですが、雑誌のジャンル分けに使うとは!
ちなみに「きれいめカジュアル」の略だと思います。

【ラグジュアリー部門】
Safari(20代~50代)
LEON(20代~50代)
GQ(20代~50代)

【きれいめ部門】
メンズノンノ(10代~20代)
POPEYE(10代~20代)
メンズジョーカー(20代~30代)

ラグジュアリー、なるほどですね(代理店営業風
女性誌でいえば、ELLEやVOGUEがここに入るのかな。

疑問はLEONの対象年齢。LEONを20代が読んで面白いですか?
失礼ですが、LEONは「オッサンが若い子にモテるために金にモノを言わせて頑張るためのガイドブック」だと思っています。若さ溢れる20代が読んだら(年はとりたくねーな)(ジジイ必死だな)と思うだけなのでは…?

そして「きれいめ系」に、POPEYE。
POPEYE読者は(こんなヤツらと一緒にすんじゃねえ!)とブルーボトルコーヒーを叩き付けそうですが、この分け方もわからんでもない。

…UOMOは、カジュアルよりこちらの方が適していたのでは?どうでしょうか。

上はラグジュアリー系。下はきれいめ系。

【ビジネス系】【アイテム系】

個人的に、基準が最も謎だったのが、この2つなのです。

【ビジネス系】
Mono Max(20代~50代)
2nd(20代~50代)
ライトニング(20代~50代)
Goods Press(20代~50代)

【アイテム系】
Men’s EX(20代~40代)
Gainer(20代~40代)

GainerとMen’s EXを「アイテム系」としちゃうなら、ビジネス系に分類された雑誌も全部アイテム系じゃね?って。
ここでも対象年齢に若干の怪しさが…。

上はビジネス系で、下はモノ系と。よくわからん。
対象年齢も上の方が上に広いってのも、よくわからん。わからん。

【ビタ男部門】

ちょ、ちょっとまって!ビタ男…?

メンズナックル(10代~20代)
BITTER(20代~40代)

「ビタ男」ってなに?初耳だよ!と思い、焦って調べてみました。
雑誌「BITTER」に掲載されているような、クールでおしゃれでカッコいい男のことを指すそうです。2014年夏頃から流行しているそうな…。
…いわゆる、オラついてるギャル男のことだね?そうだよね?

…そんなに「ビタ男」って言葉は浸透しているのだろうか。楽天のこのページで初めて見たよ。

登場しなかった雑誌たち

残念ながら、登場せず。
楽天ファッション特集に忘れられた、もしくは「コレはいらないだろ」と判断され、取り上げられなかった雑誌が多数あります…。彼らが一番可哀想かもしれません(南無三

FINEBOYS、FINE、カジカジ、Ollie、Begin、RUDO、warp、men’s FUDGE、MADURO、GO OUT、Free&Easy、TUNE

…色が濃い奴らが残っているではありませんか!
ここまでの楽天の分け方だと、Beginはカジュアル、warpやOllieはストリート、men’sFUDGEは…カジュアル?きれいめかな?

 

で、どう思った?

この分け方、どうですか?
個人的には、楽天ファッションの担当者がこのように雑誌を分けた、というのがポイントなのですよ。
楽天ですから、あらゆるデータを持っています。そのデータを活用して雑誌を分類した結果がこれだったとしたら、このジャンル分けも正解なのでしょう…

…が!なんかモヤモヤする。

やっぱり、ファッションやファッション誌をカテゴライズするのは、もはや難しい。
…なんにせよ、「ビタ男」という新ワード(ジャンル)を知ることができたのは、個人的に大きな収穫です。

小ネタでした。

参考になれば、幸いです!

 

11 Comments

  1. WD

    40代なのに、少し前に<CHOKI CHOKI>を読んでしまいました(苦笑)。結構面白そうな服が載っていたり、自分と同じ服を着た人が(スナップ写真で?)登場したりしていました。

    自分も<UOMO>はきれいめ系だと思います。
    いろいろ謎なジャンル分けですが、<2nd><ライトニング>がビジネス系というところに特に違和感が。

    <LEON>についてのご指摘とも重なると思いますが、年齢が上になるほど、「若い者に馬鹿にされまい」「(高収入が前提?の)ラグジュアリー」という感じが誌面に強く出ているようで(あるいはアイビー?等、何かのライフスタイルに特化するか)、正直あまり参考にしたくない気がします。

    女性誌を見て、「これのメンズ出ていないかな」「これ男が着られないかな」と思うこともしばしば。実際に女性誌に載っていた幅広のマフラー(ブランケットマフラー)を買ってしまったことがあります。

    • 「CHOKI CHOKI」は廃刊になってしまいましたね。
      街のリアルなスタイル、トレンドを知るには良い雑誌だったと思いますが、私はあんまり読んだことがないんです。

      「UOMO」はカジュアルかもしれませんが、この括りでいえば「きれいめ」に入れるべきでは…?と思ってしまいますよね。
      どこに基準を置くかなんですが、ビジネスとアイテムの区分けはちょっと基準が見えないですよね。。

      女性誌も男性誌も、ラグジュアリーを扱えば扱うほど、リアルに参考になる情報は少なくなる気がします。
      それこそカタログ的というか。物のスペックを知ったりするにはいいんですが…。
      タメにたる時もあれば、全く面白くない時もあったりです 笑

      女性誌のほうが、数もジャンルも豊富ですからね。
      最近は、男女どちらが読んでも参考になり、楽しめる内容のものも増えてきているように思います。
      私はFUDGEはメンズ版とレディース版と両方読んでいます 笑

      • WD

        自分もFUDGEは両方見ることが多いです。以前、病院の売店で何か雑誌を買うことになり(暇つぶしのため)、レディース版のを選んだことがありました。
        映画の紹介欄等も結構いいと思います。僕は滅多に映画を観に行かないのですが、記事を読んで気になって観に行ったことがあり、その雑誌が多分FUDGEだったと思います。

  2. eva

    この分類、オーシャンズの編集部とか、悲しすぎて泣くんじゃないですかね 笑
    そして、このポパイは、3年くらい前のポパイですね 笑
    あの頃はカリスマスタイリストがメインで作っていたのにそのセンスは発揮されず、ハイブランドとのパイプだけが発揮された無個性でメンズノンノの格落ちみたいな本でしたから・・・
    今のポパイは定期購読するくらい好きな雑誌なんですけどね。最近はファッション誌と呼んでいいのか迷うくらい、ライフスタイルと趣味に記事が偏ってきている気もしますが(良い意味で)。

    こういう分類、以前にWWDが女性誌版を作っているのを見たのですが、さすがファッション畑の人たちが作っているだけあって、かなり的確でした。WWDの分類だったら、服ヲタも大勢が納得するんじゃないですかね。

    個人的には、ファッション誌は女性誌(モテとか狙わないガチな服好きの人がターゲットのやつ限定)の方が好きでよく読むのですが、最近はポパイや&プレミアムのようなマガジンハウスの新戦略系のフォロワー的雑誌が増えてきていて、面白いなぁと思っています。内容も&プレミアム的で結構面白かったりはするのですが、やはりマガジンハウスの持っているカーサブルータスとかの別畑ジャンルで培った知識には勝てないし、ポパイのような独断と偏見語りの面白さを持った記事は出てきていないかなぁなんて思ったり。でも、ハイクやマーガレットハウエルのようなシンプルな服の写真を見るのは楽しいんですよね。
    最近だとヌメロと装苑のコラムが結構面白くて、ヌメロだと峰なゆかのアラサーちゃん的なエッセイと装苑での能町さんの雑誌の人格的なコラムを毎月楽しみにしています。
    (長くなってスイマセン)

    • UOMOとOCEANSが不憫ですよね 笑
      「カジュアル」は良しとしても、そこと一緒にしちゃうの!?という…笑

      ポパイは、いまはライフスタイル誌ですよね。
      だからこそ、幅広い男性に受け入れられたのかなと思います。
      確かにちょっと前までは、イマイチなファッション誌でした。立ち読みもしないくらいでした 笑

      私もWWDの女性誌分類見ました!細かく分けていて、流石でしたね。
      私が女だからかもしれませんが、女性誌の方が分けやすい気がします。ファッションの幅が広いだけに、雑誌も方向性を絞っているというか。
      ぜひ、WWDに男性誌を分類してみて欲しいですね。納得したいです 笑

      女性って、あんまり文章を読まないから載せない、と聞いたことがあります。
      特にファッションに関しては、写真を見て直感で「かわいい!」みたいな人の方が多いので、長い記事を載せても、よほど興味がない限り読まれないと…。(わかる気がします 笑)
      だから、男性誌のような読み甲斐のある記事は登場しないかもしにくいのかもしれません。
      最近は、&プレミアムのようなライフスタイル系の雑誌も増えてきましたね。

      能町さんの「雑誌の人格」は大好きで、本を購入してしまいました。
      峰なゆかさん。。すいません扱う内容が苦手です。。 苦笑

  3. ymst

    こんにちは、いつも楽しく拝見しております!
    この分け方は斬新ですね(苦笑
    分類の基準としたところ、わからんでもないですが、UOMOとOCEANSは不憫です‥
    本屋の人ではなく、ファッション担当の人が分けた結果というのが、クルものがあります。
    楽天ファッションの企画がいまいちな理由がわかった気がします。

    • こんにちは、ご愛読ありがとうございます!
      ビジネスとアイテム以外は、ジャンルを分けるために設けた基準がわからんでもないんですよ、だからこそモヤモヤしちゃうというか 笑

      楽天ファッションの人が分けたということは、何かのデータを元にしたのかな?と思うんです。雑誌を購入しているユーザーの買い物傾向等を活用して分けたとしたら、これはこれで正解なんだと思うんですよ。
      でもイメージ的にはやっぱり、ちょっとズレがありますよね。

  4. sito

    こんにちは。
    いつも楽しく拝見しております。

    ビジネス系とアイテム系は紐付けが逆になってるだけなんじゃないでしょうか・・・と思いたいくらい不自然ですね。笑

    この雑誌のジャンル分けは、楽天のどちらのページで確認できるのでしょうか。

  5. はな

    こんにちは。

    「ビタ男」はこのブログで初めて知りました!他のジャンル分けと合わせて「ワイルド」とでも言っておけばいいのに…ビタ男を流行らせようとしているのでしょうか(^^;

    あと、POPEYE読者がブルーボトルコーヒーを叩きつけるところを想像して笑ってしまいました。

    • こんにちは!

      やっぱり、「ビタ男」ってそんなに浸透していないですよね…。
      私も初めて知ってから、周りの人に聞いてみているんですが、誰も知らなくて…^^;
      「ワイルド」はちょうどいい表現ですね。「アウトロー」もなんかちょっとアレな表現だし、しっくりきます!
      「ビタ男」というジャンルと言葉、流行らせようとしているのかもしれませんね。

      POPEYE読者だって、譲れないものや守るべきもののためならば、ブルーボトルコーヒーも叩きつけるし、ビタ男とだって戦うはずです…!

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