【BAOBAO人気すぎ問題】販売方法を完全抽選式へ

スニーカー屋も真っ青

言わずと知れた人気バッグ、イッセイミヤケのBAOBAO（バオバオ）

イッセイミヤケが放った特大ホームラン、バオバオ。
何を作っても、放っておいても売れる、BAOBAO。
8月末より、販売方式が順次変更になり始めているのを、ご存知でしょうか。

まさかの！毎日、完全抽選化…！！

http://www.moment-design.com/works/space/BAO_BAO_ISSEY_MIYAKE__Shinjuku/index.html

開店前に身分証明書持って集合しやがれ！

2015年8月後半から、順次完全抽選販売式へと切り替わっているようです。
公式サイトでお知らせを見つけられなかったのですが、入居するテナントのWebサイトや実店舗にはお知らせが書いてあります。
（店舗によって、販売方法の切替日は違うようです）

各店舗で微妙にルールの違いがありますが、基本はこんな感じ！

1.開店前に、所定の場所に身分証明書を持参し集合、並ぶ
2.並んだ順に購入権の抽選を行う
3.抽選の結果、購入権を得た者のみが購入可能（入店可能）
4.購入権の数字が若い順に並び、順にお店に入りショッピング

■主な注意点
・購入は、1人2点まで
・抽選は、1日1人1回まで
・代理抽選や代理購入は不可
・本人確認が出来ない場合は抽選・購入不可
・購入権を得られても、入荷状況により購入できない場合がある
・入荷状況により、購入権（当たり）の数は日々変動する

＼毎日がこれだよ／

最近じゃ、人気スニーカーやSupremeの新作発売日に沢山の人がお店に並ぶことは有名ですが…バオバオさんは毎日がこれなんですよ！
凄いことですよ…毎日、開店前に販売権を抽選って。

「バオバオ　販売方式　変更」などでググると、色々なテナントのお知らせが見られると思います。
開店時間によって集合時間等が違いますが、大体は上のようなルールです。

http://www.fashionsnap.com/news/2013-05-05/baobao-13aw-june/gallery/index4.php

バオバオの販売員と話してみました

そもそも、何故こんなことになったのか。
知り合いがバオバオの販売員（バイト）なので、事情を聞き、書ける範囲のことをまとめてみました。

1.バオバオは、誰にどうして人気なのか

バオバオは、アジアからの外国人客からの人気が非常に高い（断言
ここ数年、売り場はアジアからの外国人客だらけだったのが現状です。実際に、売り場に行ったことがある人ならわかると思います。

海外人気の発端は、タイの王妃様がプリーツ・プリーズの服に、バオバオのバッグを持ったこと。
これをきっかけに、タイを中心にアジアで人気が広がっていったそうです。

当時未だ「ビルバオ」という名前で展開されていたバッグラインでしたが、海外と国内両面からの人気が高まり「バオバオ」として独立。百貨店のバッグ売り場等へ単独出店をはじめます。
商品の種類も増え、更に人気は加速。

【送料無料】イッセイミヤケのルール [ 川島蓉子 ]

http://www.isseymiyake.com/brand/bao_bao.html#news_section

私が思うに、商品の人気の理由は

・パッと見て「バオバオ イッセイミヤケ」とわかるデザイン
・2～3万円から買えるお手頃な価格設定
・デザイナーズブランドデビューに最適
・年齢を選ばないデザイン
・雨や傷に強く日常使いが可能
・毎月新作が必ず出るため、関心が途切れない

パッと思いつく限り、この辺りではないでしょうか。どうかなあ。

松屋銀座のWebサイトで、ビルバオの生みの親・松村さんのインタビューが掲載されています。
2012年のものですが、興味のある方はぜひ。

参考記事（外部）：HONMONO（BAO BAO ISSEY MIYAKE）

http://www.isseymiyake.co.jp/news/_corporateinformation/

2.アジア人がバオバオを買い漁る理由のひとつ

タイをはじめアジア諸国では、バオバオのバッグは日本の約2～３倍の価格で販売されているそう。
そう、日本で買えば、めちゃくちゃお買い得！

ちなみにギャルソンもアジア各国では2～3倍するそうなので、外国人客がPLAYラインや財布等を買い漁るらしいです。
ヨウジでいえばY-3になるのでしょうか。

…どれも、一発でブランドとわかるものばかり！うふふ、ミーハーさんめ☆

http://www.isseymiyake.com/brand/bao_bao.html#news_section

3.買占めがだんだん過熱し、制限も厳しくなる

BAOBAOの人気が上がると共に、制限はどんどん厳しくなりました。
朝、開店前に並んで抽選の末に購入権をゲットしないと店にすら入れない状況に至るには、こんな感じ。

★まずは購入数の制限
当初、購入数の制限（1人2点まで）など、なかったそうです。
そのうち「あるだけ全部くれ」とマジで言い出すアジアの富豪が現れだし、困ったことに。
生産も追いつかなくなり、お店がからっぽ！な状況に…。
それは流石にまずいよね、となり、1人2点までという購入制限を設けたそうな。

…それならばと、バオバオ店舗を周り、2点ずつ買って回る猛者も多くいたそうな。
複数の店舗がある東京なら可能ではあるけど、すごいガッツだ！

★次に入店人数の制限
制限を設けたところで、押し寄せる外国人客。
収集がつかなくなり、安定したサービスの提供と防犯の為にも、店によっては入店制限を行うことに。
小さなバオバオの売り場の一角に入るため、待機列が作られ、数名ずつお店に案内する…という形式を取る異常事態に。

★開店前に並ぶ人が続出！購入権の抽選へ…
そのうち、開店と同時にお客がなだれ込むように。
朝一番で来れば並ばず確実に買える！！そう思うのは当然ですね…。

バオバオを買うために開店前から集まる人の数が増え、百貨店などは開店前に整列するようになったそう。
購入の為に朝早くから並ぶ人も現れたため、抽選制にするようにしたそうです。

【オマケ】店員は超楽チン
日ごとに販売する数を決めているため、昼までには全て完売するそう。
完売後、店員は来店するお客様に「完売しました」のアナウンスをするだけという…。
販売員的にはスーパーイージーだね。羨ましい…。

https://j-sen.jp/208396/y

 儲かってんだろうなあ、イッセイミヤケ

今は、開店前に並んで、購入権をゲットしないと購入できないはずです。
しかも、欲しい物があるかはわからないですからね…。

中国などアジア諸国では、ハイブランドのショップと並んでバオバオのショップがあるらしいですよ。
あちらの価格（約3倍想定）だと、定番シンプルトートが約9万、リュックが約16万円。
凝った商品だと日本価格で10万近い商品もありますから…それだと約30万円に！？

レザーでもないバッグがこの値段って、決して安くはないですよね。
ハイブランドエリアにお店があるのも、わかる気がします。

と同時に、そりゃ日本に来たら、買って帰りたいよなあと。
自分用か転売用なのかはわからないけど、どちらにしたって買って帰りたいよ。
下手したら、転売の利益で日本への旅行費ペイできそうじゃんか…（小声

http://www.isseymiyake.com/brand/bao_bao.html#news_section

上は、最近リニューアルオープンした、札幌パルコのお店の写真。
なんだか高級感がありますね。

私の中では、百貨店の平場の一角に小さくお店があるイメージだったのですが…
大きく出世したんだな…（遠い目

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以上になります。

私自身もバオバオ、いくつか持ってます。
凄く好きですが…ここまで人気になってしまうと、ぶっちゃけ持ちにくい。
でも、そこまでかぶらないのは、日本で売れた分の多くが海外へ旅立っているからなのでしょう。

抽選販売にまでなってしまうと、気軽には購入できないですが。
もしバオバオのバッグが欲しい！とお考えの方、お近くの取り扱い店舗の販売方法を調べた方が良いかと思います。
行って買えなかったじゃ、悲しいですから。

今日のお別れの１枚は、イッセイミヤケ 2015-16AWコレクションから。

http://www.fashionsnap.com/collection/issey-miyake/2015-16aw/gallery/index69.php

ショーの最後、モデルのみなさんがやってくるところ。きれいですね！

参考になれば、幸いです！