6分でわかる東京コレクション15SS【5日目】

気楽に見よう、ファッションショー

東京コレクションのゆる解説（感想）も、シリーズ３回目！

2015春夏の東京コレクションを、今日もゆるく解説（感想）していきたいと思います。
５日目からはメンズで人気のブランドの開催が多いので、１日ずつ取り上げていきたいと思います。

ここまでの記事はこちら！
５分でわかる東京コレクション15SS【1日目&2日目】
6分でわかる東京コレクション15SS【3日目＆4日目】

引き続き、ゆるーく。余計なこともはさみながら。
肩の力を抜いて、お付き合いください。

Ne-net、／富士山＼和を表現

メルヘンなブランドであるネネット、今回のテーマは「和」。
率直な感想を言えば、これ海外（主にアジア）市場意識した?と思っちゃいました。

いまアジア圏でエイネット系列のブランドをはじめ、FRAPBOISなどの”カワイイ”系東京ブランドが人気で、アジアの方々は日本でたくさーんお買い物をされていきます。
そこで和を取りいれりゃあ、土産にもなる。にゃーに富士山、最高の「ニッポン」だね！
ネネットは値段もお手ごろで、小物も多い。さあ、ガンガン売るよろし！

…そんなゲスなことをまず考えたんですけど、テーマが和だろうが、ネネットはネネット。

よくぞここまで、和をポップにかわいく、なによりブランドらしく自然に表現したなあと。
ほのぼのです、「日本むかしばなし」をめくっているようで、忘れかけていた”日本”があふれている！日本って、アニメキャラの逆輸入みたいな奇抜なことしなくったって、十二分にかわいいじゃん。

大体、和をファッションに取り入れるとなんだか不自然だったり、違和感を感じることが多いのですが、完全にネネットの世界とマッチし、とてもかわいいお洋服になっております。本領発揮、お見事。

http://www.fashionsnap.com/collection/ne-net/2015ss/gallery/index25.php

http://www.fashionsnap.com/collection/ne-net/2015ss/gallery/index74.php

http://www.fashionsnap.com/collection/ne-net/2015ss/gallery/index19.php

http://www.fashionsnap.com/collection/ne-net/2015ss/gallery/index37.php

FACTOTUM「Various Life」

1969年製作の映画「A Swedish Love Story」から着想を得たコレクション。
この映画を知りませーん！スウェーデン出身の監督による映画らしく、タイトル的にもスウェーデンが舞台なのでしょう、きっと。
スウェーデンらしさ、70年代らしさが取り入れられていますが、ファクトタムなので基本ストリートで今風。
色のチョイスと組み合わせなんかが北欧の風を感じさせます。
しっかりトレンドも取り入れて、ルックもそれぞれ、かなり現実的。

キーワードは「自分らしさ」で、それを表現する演出がショーの最後に。
最後、間逆の意味が書かれたTシャツをモデル自身が選んで着用し、自由にランウェーを歩いたそうなのですが…どう思います？この演出。
メッセージTシャツを着ることで自己を主張、自分らしさを表現！って…ちょっと前なら「なにそれ今更・安直すぎ・ダサい」って私はきっと内心思ったんだけど、原点回帰期の流れにいるからなのか、なんかそういうのも直球でわかりやすくて、むしろ格好良いんじゃないかと思えてしまったわけです。
AKB48も、「心のプラカード」で個別に本音のメッセージを衣装に書いてたよね。「思っていること 正直に！」って歌ってたよ。…あんまり流行らなかったけど。

…で、こちらのTシャツは製品化されるんですかねえ？

http://www.fashionsnap.com/collection/factotum/2015ss/gallery/index21.php

http://www.fashionsnap.com/collection/factotum/2015ss/gallery/index36.php

http://www.fashionsnap.com/collection/factotum/2015ss/gallery/index47.php

http://www.fashionsnap.com/collection/factotum/2015ss/gallery/index70.php

http://www.fashionsnap.com/collection/factotum/2015ss/

DISCOVERED「townforce」

千鳥格子を迷彩のように見立てて仕上げたら、これが着やすくなっちゃった！

変わらず、いまの東京のリアルクローズにマッチするよう、トレンドが取り込まれたコレクション。
クラシックで秋冬シーズンのイメージの強い千鳥格子柄を迷彩風にアレンジすることにより、よりストリート風に着やすいものとしています。
ストリートなんだけど、千鳥格子だからクラシック感も出るわけで、その大人な感じが若い大人には小気味良いのではないでしょうか。若者と差をつけたい、大人ストリート人におすすめしたい。
ディスカバードって、ストリートなんだけど尖りすぎてなくて、でも凄く凝ってる。30代でも無理なくイケる服だなあと思ってます。

今回もミリタリーをテーマにするメンズブランドは多いですが、ディスカバードはミリタリーをかなりスマートにまとめたと感じます。
ショー後半、千鳥格子はどこへやら、アースカラーのルックが続くのですが、これもまた上品なミリタリー！シルエット感といい色といい、モードの匂いも漂います。
スマートな大人のミリタリー、ストリートが見たいという人におすすめ。まさにアラサー世代に。

http://www.fashionsnap.com/collection/discovered/2015ss/gallery/index17.php

http://www.fashionsnap.com/collection/discovered/2015ss/gallery/index13.php

http://www.fashionsnap.com/collection/discovered/2015ss/gallery/

http://www.fashionsnap.com/collection/discovered/2015ss/gallery/index53.php

http://www.fashionsnap.com/collection/discovered/2015ss/gallery/index55.php

以上、３ブランドになります。

今回の３ブランド、特にディスカバードは背面や細部が凝っていたので、気になった方は全ルックご覧になることをオススメします。

…今回は各ブランドを長くしてみましたよ、実際に買う人も多いブランドかなと思ったので。
次回も各ブランドを長くしていく方向です。次回も人気ブランドが多いぜ！

思えばショーではなく展示会という形のブランドも今は多いので、番外編として展示会ブランド編もやろうかと思ったんですけど、それやりだすと大変なことになりそうだなあとか。検討中です。

参考になれば、幸いです！